「インドネシア株って成長しそうだし気になるけど、楽天証券で買えるの?」🤔
はい、買えます!ただし、日本株や米国株とは少し違うルールがあるんです。
この記事では、楽天証券でインドネシア株を買うときに知っておきたい6つの注意点を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
1️⃣ 取扱銘柄が少ない
まず、一番のポイントは取引できる銘柄が非常に限られていることです。楽天証券で買えるのは、インドネシアの代表的な大企業のみです。
銀行: BCA(バンク・セントラル・アジア)、マンディリ銀行など
通信: テルコム・インドネシアなど
消費関連: ユニリーバ・インドネシア、インドフード・サクセス・マクムールなど
日本株や米国株のように「何千銘柄から自由に選べる!」というわけではありません。ラインナップはかなり絞られており、ご自身の投資したい分野の銘柄があるか、事前に確認することが重要です。
しかし、逆に大企業しか選べないので、どれを選んでも大失敗するリスクは低いという意外なメリットがあるので、ある意味では初心者に優しい設定になっています。
2️⃣ 売買手数料と最低投資額 💸
インドネシア株は、1株からミニ株として買える日本株とは異なり「ロット制」が採用されています。これは、最低購入単位が「100株」と決まっている制度です。例えば、株価が10,000ルピア(約100円)の銘柄の場合、最低でも100株(約10,000円)からしか購入できません。
さらに、楽天証券での手数料は以下の通りです。
約定代金の1.65%(税込)
最低手数料は550円(税込)
少額での取引だと、この最低手数料が大きな負担となります。例えば、2万円分の株を購入すると、手数料は550円となり、約定代金に対する手数料の割合は2.75%にもなってしまいます。このため、1回の注文は5万円以上が目安です。手数料を抑えるためにも、短期売買よりも長期でじっくりと保有する投資スタイルが向いています。
3️⃣ 注文はちょっと不便 🕒
日本株のようにリアルタイムの株価を見ながら、いつでも好きなタイミングで注文できるわけではありません。
前日の終値をベースに注文: 注文時の価格は、あくまでも前日の終値が基準になります。市場が開いたときに価格が大きく動いた場合、意図した価格で購入できない可能性があります。
注文できる時間に制限あり: 楽天証券では、日本時間で8:00~14:30の間しか注文できません。また、市場が活発に動く時間帯でも、リアルタイムの株価を見ながらの売買はできません。
このため、「狙ったタイミングで売買して利益を出す!」といったデイトレードのような投資は非常に難しいです。
4️⃣ 為替リスク 🌏💱
インドネシアの通貨はルピア(IDR)です。日本円と直接やり取りする取引の場合、為替リスクがつきまといます。
新興国通貨の値動き: ルピアは日本円や米ドルに比べて値動きが大きく、不安定になることがあります。
円に換算する際の損失: たとえ株価が上昇して利益が出ても、ルピアが円に対して安くなった場合(ルピア安)、円に換算すると利益が減ってしまう可能性があります。
配当金への影響: 配当金もルピアで支払われるため、受け取った配当金を円に替える際に為替の影響を受けます。
投資を行う際は、株価の動きだけでなく、ルピアの為替レートも常にチェックするようにしましょう。
5️⃣ 配当は二重課税 📉
インドネシア株から配当金を受け取ると、「二重課税」の対象となります。
現地源泉徴収: まず、インドネシアで約20%が源泉徴収されます。
日本での課税: その後、日本でも所得税や住民税が課税されます。
NISA口座を利用しても、現地で源泉徴収された分は非課税の対象外です。そのため、実際に手元に入る金額は、税引き前の配当利回りから想像するよりも少なくなります。「税引き後利回り」で考えることが重要です。
6️⃣ 情報収集が大変 📚
日本語でインドネシア株に関する情報を得ることは、米国株や日本株に比べて非常に困難です。
情報が少ない: 企業の決算情報や今後の展望について、日本語で詳細に解説されている記事はほとんどありません。
英語や現地メディアへのアクセス: 信頼できる情報を得るためには、ご自身で英語のニュースサイトや現地メディアの情報を読み解く必要があります。
このため、情報収集の労力がかなりかかりますが、その分、情報をしっかりキャッチできる投資家は有利なマーケットとも言えます。
✅ まとめ
楽天証券でインドネシア株を買うときの注意点は以下の6つです。
注文可能な取扱銘柄が少ない
5万円以上で注文しないと手数料負けしやすい
注文はリアルタイムではなく、時間も制限あり
為替リスク(ルピア安リスク)
配当は二重課税
情報収集が難しい
インドネシア株は、「成長市場に長期で投資したい」「高配当株をじっくり持ちたい」という人には魅力的な投資先です。一方で、「短期売買や少額投資」には向いていません。
これらのリスクと特徴を十分に理解した上で、ご自身のポートフォリオの一部として組み込むことを検討してみてください。
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