自分が思う、日本の大学生とインドネシアの大学生の最大の違いはズバリ、「国への貢献意識、愛国心の強さ」だと思いました。
というのも、インドネシア人の大学生と話す時、比較的日常会話レベルの内容でも自分の国や政治の事も意識した発言が出ることがあり、特に将来の夢や就職活動について聞いたときは、「自分や家族のために~をしたい」といった発言よりも、「国の発展に貢献するために~をしたい」と言う人がかなり多く、意識の違いを感じました。
こうした発言は外国人の自分向けのリップサービスかなと最初は思っていましたが、普通に個人のブログやFacebookでの内容でも、そうした発言は時折見られて結構一般的な印象でした。
その背景としては、インドネシア独立以来の愛国教育や、まだまだ低い大学進学率(=社会の上流階級のエリート層だけが高学歴)といった要素が関係している可能性は高いのではないかと思います。
今のインドネシアは急激な経済成長が進みどんどん発展していますが、こうした意識の積み重ねがその発展の原動力の一部になっているようにも思います。
今の日本の大学で同じような言動をとったら、逆にカッコ悪いと引かれそうですが、それでも「大学生は将来の社会の柱となる人材である」という意識を持ち続けて自己を律する姿勢は、私利私欲を優先しがちな自分たちも学ぶべきことが多いように思います。
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